解説
ロジックツリーは、テーマについて掘り下げたり、原因を探ったりするために、階層のツリー状にして 考えるための技法です。
テーマが「ある商品を購入してもらう提案」である場合、何をセールストークすればよいのかを検討す る事になります。相手の説得のためには「購入によるメリット」「購入しないデメリット」「無理ない購 入条件」を示すことが考えられます。次にそれぞれについて具体的な内容を示して行けば、相手を説得で きるでしょう。これを図解化したのがロジックツリーです。実際には、上の展開をツリーの図を書きなが ら考えてゆくことになります。
このようにロジックツリーでは階層を作ってゆきます。そして階層間の関係を、「全体と部分」「原因 と結果」などの関係にして上位から下位へ分解してゆきます。こうして出来上がったものが図解になること で、中身の検討を容易に図ることが出来ます。
作成段階において、同じ階層内では重複(ダブり)や不足(モレ)を見つけて修正し、階層間では「下 位の内容は上位の原因になっているか?」と確認して正しいツリーを完成させてゆきます。
ロジックツリーは一般に3階層で作成します。その場合、第1階層のテーマと第3階層の求める要素との間 になる第2階層をどのようなグループ要素にするかが、ポイントになります。ツリー全体を眺めて最適な関係 を作り上げましょう。
- テーマを具体的なレベルまで落としこめるので、対策が立てられる。
- モレやダブリを防げるので、無駄な要素の排除と見落としの対処ができる。
- 要素間の関係が図解で明らかになる。
【特長】
- 要素への展開は、事実をもとに出てくるのではなく、推論して作り上げることになる。従って 展開した要素が正しいかどうか (Is it true? それって本当?) を常に考慮しなければならない。
【留意点】
用例
次は商品の販売が下降している原因を考える場合の例である。
- テーマである「販売量の低下」の原因となりえる要素に分解してみる。
- 出てきた3つの要素がMECE(モレなく、ダブりなく)となっているように整理する。
- さらに要素ごとに原因を考えて行く(ツリーを下層に展開してゆく)
- こうして最後に出てきた要素は具体的になり、対策案も出すことが出来るようになる。
(この項終わり)

